[TELECOM2009]“ICTの五輪”がジュネーブで間もなく開幕,NTTグループなど日本企業も参加


posted by abadenas
10-05-2009

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[TELECOM2009]“ICTの五輪”がジュネーブで間もなく開幕,NTTグループなど日本企業も参加

国際電気通信連合(ITU)が主催するICT分野の展示会「ITU TELECOM WORLD 2009」がスイスのジュネーブでまもなく開幕する。会期は2009年10月5日から9日まで。前回は2006年に香港で開催されたが,今回は2003年以来6年ぶりのジュネーブ開催となる。会場となるジュネーブのPALEXPOでは,着々と準備が進行中だ(写真1)。

1971年から4年おき(2003年から3年おき)に開催しているITU TELECOM WORLDは,電気通信のオリンピックにも例えられる。今年のテーマは「Open Networks, Connected Minds」。経済危機以降,ICTは単なる通信を超えて,経済や教育など他分野の課題を解決し,成長を促すツールとしてその役割が見直されている。今回はこのような役割を見越した展示やフォーラムでの議論が多くみられそうだ。

今年の展示会には,50カ国から約450社の企業が出展する。700弱の企業が出展した前回と比べると,規模が若干縮小しており,スウェーデンのエリクソンやフィンランドのノキアといったいくつかの大手ベンダーが出展を見送っている。その代わりに台頭しているのが中国のZTEや華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)で,会場内に大きなブースを構えている。日本企業も目立っており,NTTグループとKDDI,富士通などが出展している(写真2)。

併設のフォーラムに世界中の情報通信VIPが参加

  展示会に併設して開催されるフォーラムは,世界中の企業トップやITU加盟国の政府関係者などが多数参加し,さながら情報通信のサミットの様相を呈している。日本からはNTTの三浦惺社長,NTTドコモの山田隆持社長,KDDIの小野寺正社長兼会長,NICTの宮部博史理事らが参加予定。フォーラムの議論の中から,ICTの今後のキーワードや新たな潮流も見えてきそうだ。

 開幕前日となる10月4日には,ITU主催による若者世代のフォーラム「Youth Forum」がITU TELECOM WORLDと同じPALEXPOで始まった。このYouth Forumは,次の時代を担う大学生世代のネットワーク化を目指して,ITUが9年前に始めたプログラム。「何があなたの社会の最大の問題で,ICTはそれをどのように解決できるのか?」というテーマでエッセイを募集。審査の結果,選ばれた150カ国,300以上の若者が会場に集まり,活発な議論を展開した。

 Youth Forumの開始に先立って,ITUトップのハマドゥーン・トゥーレ事務総局長(写真3)も登壇。集まった若者に対して「インスピレーションとイノベーションで未来のICTを支えていてほしい」とエールを送った。フォーラムでは,「オープンソースを用いた格安の基地局を作りデジタル・デバイドを解消」,「(ポテトチップスの)プリングルズの空き缶を使ってアンテナが作れないか」などユニークな意見が続出。新たな世代の発想力の一端を見ることができた。